奉納作品を吉田宮司に説明する小田島さん(右)

 【日光】元栃木放送アナウンサー小田島建夫(おだしまたてお)さん(72)=宇都宮市駒生町=は10日、44年かけて手作りした縮尺370分の1の戦艦の木製模型11隻を日光二荒山神社に奉納した。同日から奥日光の同神社中宮祠宝物館で公開している。大学時代に戦史を学んだことなどから模型作りを始め、同神社神職と同級生であることから奉納が実現した。小田島さんは「戦没者の鎮魂や、平和について考えてほしい」と話している。

 小田島さんには、自身の出生前に戦死し、旧日本海軍で戦艦「山城(やましろ)」の機関長を務めた親戚がいた。「幼い頃に母から海軍の話をよく聞いた。母は戦争を限りなく憎んでいた」と振り返る。そうした経験から国学院大で戦争史を学ぶ一方、26歳で模型作りを始めた。