市場情報評価ナビ導入 宇都宮市東図書館 地域中小企業支援に活用

 【宇都宮】ビジネス支援に力を入れる市東図書館は本年度、市場情報評価ナビ「MieNa(ミーナ)」を2階「科学・技術・ビジネス資料室」のパソコンに導入した。同館によると、商圏特性調査やマーケティングに活用できるデータベースとして全国の図書館関係者から注目されており、導入は北関東以北で初。同館はマーケティングの時間やノウハウのない中小企業に利用を呼び掛け、地域の活性化などに役立てる方針。

 「ミーナ」は町・丁目単位で人口や事業所の規模、成長性、富裕度、消費購買力など商圏特性が分かるシステム。同館では本県分のデータが入手できる。

 例えば、下野新聞社本社がある昭和1丁目は「魚介類購買力」「切り花購買力」が高い一方、「教育費支出額」が低い傾向にある。また1~4人規模の民間事業所が多いことも分かる。

 情報を基に、事業のターゲット地域および新規出店地の検証、チラシ配布エリアの見直しやレストランメニューの組み立てなどが考えられるという。

 同館は5月6日、経営相談所「中小企業庁県よろず支援拠点」(県産業振興センター内)と連携し、無料のミーナ講座を同館で開催。市内を例にミーナを使い、「若者の多い町・丁目はどこか」「持ち家世帯数が多い所はどこか」などを予測を立てながら操作した。結果に納得したり、思い込みと現実の違いを実感したりした。

 参加した市内のアロマクリエーターで会社社長鈴木結訶(すずきゆか)さん(39)は「消費者向けのサービスや商品の需要の見極めなどに活用したい」と話す。