栃木県庁

 県は21日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、夏休みやお盆の時期を控え、県民に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が適用されている地域への不要不急の移動を中止または延期するよう求めることを決めた。普段会わない人との酒類を伴う飲食も、慎重に判断するよう呼び掛ける。済生会宇都宮病院(宇都宮市竹林町)と連携したワクチン接種会場は、8月5日に開設する。

 直近の人口10万人当たりの新規感染者数などが増加傾向にあり、県独自の警戒度は5段階で3番目の「厳重警戒(ステージ2・5)」を維持した。期間は22日~8月22日の1カ月間。

 福田富一(ふくだとみかず)知事は会議後の記者会見で、夏休み期間中に東京五輪・パラリンピックが開催され人の流れが増えることなどを挙げ「危機感を共有しなければ本県にも感染が波及する恐れがある。自身と家族を守る夏にしてほしい」と強く呼び掛けた。 

 済生会宇都宮病院を会場とするワクチン接種は、接種券を持つ12歳以上の県民が主な対象。開設期間は10月27日までで、当面は平日午後5時半~同7時半に1日最大84人、日曜日は午前、午後の各3時間で計240人の枠を設ける。使用するのは米ファイザー製ワクチン。29日午前10時から県の専用予約サイトで受け付ける。

 宇都宮市駒生町のとちぎ健康の森に設置した県営接種会場では、64歳以下の1回目として8月1~10日に約1200人分を用意した。27日午前10時から専用サイトで受け付ける。8月1日~9月7日までは、私立高教職員らを対象とする優先接種も別枠で設ける。

 首都圏での感染拡大が顕著となる中、福田知事は「本県も第5波の入り口にある。感染拡大絶対阻止のため、基本的対策を徹底してほしい」と訴えた。