豪雨により16日に市貝町で発生した県道の崩落現場(県提供)

 栃木県県土整備部は20日、10日夜の豪雨の影響で、市貝町見上の県道宇都宮向田線で道路が長さ35メートルにわたって崩落し、概算被害額が2億円に上ったと発表した。今後、国への災害査定の申請を予定しているという。

 県河川課によると、12日に道路のひび割れなどが発生。県が土のうの設置などで応急対応を行っていたが、16日午前10時ごろ、道路と塩田川の間ののり面が崩落した。人的被害はなく、現在は片側1車線が通行止めになっている。10日夜は近隣の那須烏山の観測地点で、最大1時間雨量24.0ミリを観測していた。

 10日以前は道路に異常はなく、同日の大雨に加え11日以降も降雨があったことで、地盤が緩んだとみられる。

 10日夜は大気が不安定となった影響で、県内各地で激しい大雨となった。宇都宮地方気象台によると、大田原市など8市町に大雨警報が発令され、最大1時間雨量は小山で57.5ミリ、大田原で53.0ミリに達した。市貝町に大雨警報は出ていなかった。