暮れ残る中、子どもたちが見守った打ち上げ花火(多重露光)

 栃木県高根沢町桑窪地区の祇園祭が17日、大安寺などで開かれた。昨年は新型コロナウイルス禍で中止となり、2年ぶりの開催。地域の特色である花火が打ち上げられた。

 祇園祭は、毎夏、世話人や有志会、同寺の檀家(だんか)らが主催している。森田英親(もりたえいしん)副住職によると、「十一面観音」など3体からなる銭巻観音に、繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して開始。地域の子どもたちが集う行事として、肝試しやスイカ割り、流しそうめん、焼き鳥なども提供する。

 特色の一つが、花火の打ち上げ。打ち上げ資格を持つ有志会のリーダー山崎圭則(やまざきよしのり)さん(49)が中心となって取り組んできた。

 この日は子どもたち30人をはじめ、地域住人らが見守る中、暮れ残る空に約50発の花火が上がった。桑下集落長の平山浩之(ひらやまひろゆき)さん(46)は「コロナ時代と共生する祭りの手だてとして、(集落の)花火がある。上を向いて、明るい世の中になってほしい」と話した。