人気アニメ「進撃の巨人」とコラボした純米吟醸酒の4商品と、菊の里酒造の阿久津社長=19日午後、大田原市

 人気アニメ「進撃の巨人」とコラボした日本酒ブランド「大那 ビヨンド・ザ・ウォール」を昨年11月に発売した菊の里酒造(大田原市片府田、阿久津信(あくつまこと)社長)は、フランスを中心とした欧州市場への同商品の輸出が決まり、19日に2640本を出荷した。20日に神戸港に到着する。欧州全域を対象とした自社製品の輸出は初めて。

 同社によると、同商品発売と同時に海外から問い合わせが相次ぎ、日本アニメの人気が高いフランスからも要望があって輸出が決まった。ボルドー拠点の酒類販売業者が欧州の総代理店となり、今後ドイツやイギリスなどへも販売する。

 同商品は、キャラクターをラベルや箱にデザインした4種類の純米吟醸酒(各720ミリリットル)。栃木県産酒米五百万石を使用したピュアな味わいの「エレン」モデルをはじめ、栃木県産夢ささらの「ミカサ」、山田錦を使ったリッチな味わいの「リヴァイ」、低アルコール原酒タイプの「無垢(むく)の巨人」。各660本を輸出する。

 阿久津社長(46)は「コロナ禍で売り上げが減る中、この商品で減収分を補うことができ、蔵が救われた。世界中に日本酒を知ってもらい、日本酒ファンとアニメファンの交流のきっかけになれば」と期待する。

 商品は1本2970円(リヴァイのみ3245円)。菊の里酒造と同商品を共同企画した大阪の酒類商社のサイト「NEWxNEWオンラインストア」で販売中。