マカで中山間地域に活力 鹿沼で3年間実証栽培 栃木県内で初めて

 【鹿沼】市は本年度から3年間にわたり、中山間地域の新規作物として「マカ」栽培を支援する。県内でマカの栽培は初めてという。野生鳥獣被害や耕作放棄地が課題となっている中山間地域の新たな農業収入の確保を目指し、健康食品として注目が集まっているマカの実証栽培に取り組む農家や団体へ助成する。

 マカはペルー原産の薬草で、栄養価の高さから健康食品、スーパーフードとして注目されている。根の部分は粉末状にしてサプリメントなどに、葉の部分は茶として利用できる。マカが初めて日本に紹介されたのは1990年に大阪で開かれた博覧会とされる。国内では現在、北海道、福島県、群馬県、山梨県内などで栽培されている。

 品質に伴う買い取り価格の幅が少額なため、栽培に成功すれば安定した収入を確保でき、栽培がうまくいけば10アールで生マカ1トンを生産できるという。

 一方、日本での生産の歴史は浅く、生産技術が確立されていないため、市内の中山間地域の土や気候が栽培に適しているのか、今後3年間の実証栽培で試す。

 市は地方創生推進交付金260万円と市の一般財源260万円を使い、栽培を委託する農家や団体にビニールハウスや土作りといった栽培に必要な経費を助成する。