2020年東京五輪・パラリンピックで事前キャンプ地誘致を進める那須塩原市は8日、姉妹都市リンツ市のあるオーストリアの五輪委員会などと「事前キャンプ誘致に関する協定」を締結する方針を明らかにした。9月に君島寛(きみじまひろし)市長が同国を訪問する予定。誘致団体として照準を定めるトライアスロンをはじめ誘致実現へ向け大きな弾みとなる。同日の市議会一般質問で桜田貴久(さくらだたかひさ)氏の質問に答えた。

 市は16年10月、同国の事前キャンプ地誘致を表明。17年度からコンサルタント会社と委託契約し、現地五輪委や競技団体との接触を続け、これまでに市長の親書も手渡しているという。

 協定内容について大宮司敏夫(だいぐうじとしお)教育長は「(施設などの)練習環境や選手と市民の交流プログラム、五輪後の文化・スポーツでの交流事業」などと説明した。9月までにより具体的な内容を詰める考えで、現地五輪委のほか、トライアスロンの競技団体とも「結びたい」とする。

 5月13、14の両日には、市関係者が横浜市で行われた「2017世界トライアスロンシリーズ」を訪問し、現地団体と交渉。市スポーツ振興課によると「18年に行われる同大会の事前キャンプ地として訪れる内諾も得ている」という。