東京五輪 栃木県勢競技の主な放映予定

 新型コロナウイルス禍の中、開幕が6日後に迫った東京五輪。NHKや民放各社の放映予定を下野新聞社が調べたところ、本県選手が出場する8競技のうち、射撃やホッケーなど4競技で放映が全く無いか、一部の試合の放映にとどまることが16日までに分かった。大半が無観客開催という異例の形となったため、観戦できない競技や試合が出ており、選手の家族や関係者からは落胆の声が出ている。

 NHKは6月28日時点、民放は同21日時点の放送計画を調べた。本県選手の競技のうち、水泳(競泳)、柔道、スポーツクライミング、バレーボールの4競技は予選から決勝まで多くの試合が地上波やBSでの放映が予定されている。

 一方で射撃、水泳(飛び込み)、自転車(ロード)、ホッケー、バスケットボールは、放映が全くないか、放映されても予選リーグの一部や決勝の試合だけなどに限られている。

 クレー射撃の石原奈央子(いしはらなおこ)選手(46)の父敬士(けいし)さんは「なんで(テレビで)やらないんだろう」と嘆く。試合当日は携帯電話で本人から結果の連絡を待つという。

 ホッケー男子大橋雅貴(おおはしまさき)選手(28)の父由紀夫(ゆきお)さん(57)は日本戦を全て会場で観戦し、息子の雄姿を見届けるつもりだったが、無観客でかなわない。テレビ放映の無い試合もあると知り、「マイナー競技なので覚悟はしていたが…」と声を落とした。「録画でもいいので、1試合でも多く放映してほしい」と切望する。

 宇都宮ブリッツェンの増田成幸(ますだなりゆき)選手(37)が出場する自転車個人ロードレースは放映予定がない。沿道での観戦も自粛が求められている。

 宇都宮ブリッツェンの元選手大久保陣(おおくぼじん)さん(32)は「(テレビ中継がなく)残念。ネット中継があると聞いたので、それを見ようと思う」と話した。

 インターネット中継について、NHKは特設サイトで全33競技約3千時間のライブ配信を行うとしている。また民放連のサイトもライブ配信を予定している。