オールスタ-ゲームへの初出場が決まった西武の今井(左)と同僚の松本(中)と呉

 “オールスター投手”にふさわしい投球内容だった。7月上旬に「マイナビオールスターゲーム2021」に初選出された西武の今井達也(いまいたつや)が選出直後の10日、楽天戦で7回1失点と好投。前半戦ラストピッチで今季6勝目を手にした。

 小雨が降りしきる難しいコンディションのマウンドだったが「バランス良く入れた」。序盤から変化球でコーナーを丁寧に突き、相手打線を翻弄(ほんろう)した。 圧巻は五回だ。相手3番の島内宏明(しまうちひろあき)にスライダーを3球続けて追い込み、最後は外角への150キロの直球で見逃し三振に。「要所で良いところに決まった」と、リーグ打点王争いを独走する強打者を一蹴した鮮やかなフィニッシュを振り返った。

 その一方で後半戦への課題も見えた。七回は先頭を出しながら併殺で2死としたにもかかわらず、その後、2者連続四球。何とか無失点でしのいだが、一瞬顔をのぞかせた「振れ幅の大きさ」を試合後に反省していた。

 そんな右腕にとってのプロ入り後初の球宴が間もなく幕開けする。監督選抜選手として出場するオールスターゲームは16、17日に開催。「コロナ禍でもオールスターゲームが開催されることに感謝して、元気を届けることができるよう精いっぱいプレーしたい」と抱負を語った。

 セ・リーグの猛者と互角に渡り合い、さらに弾みを付けて後半戦に突入することに期待したい。

(協力・西武ライオンズ広報部)