栃木労働局が開いた業務説明会。監督官業務の説明のほか、同労働局で働くことの魅力も伝えた=4日午後、宇都宮市明保野町

 栃木労働局が労働基準監督官の確保に、苦心している。2018年度の監督官採用から合格者が勤務先の都道府県を選択できるようになったためで、同労働局はこの新たな試みに危機感を抱いている。勤務先として本県を選んでもらえるよう同労働局は4~6日の3日間、採用の1次試験合格者を対象に業務説明会を開催、他県にも赴いて本県をアピールした。

 労働基準監督官は専門職の国家公務員で、違法な長時間労働などを取り締まる。働き方改革に向けた対策強化で監督官が増員される一方、受験者は減少傾向にある。「全国転勤がネック」などの声を踏まえ、厚生労働省は18年度から労働局単位で監督官を採用、原則として合格者が希望した都道府県で定年まで勤務できる仕組みを導入した。