県南部で11日午後に発生した突風被害で宇都宮地方気象台は13日、気象庁機動調査班による現地調査の結果を発表した。足利市野田町などで発生した突風をガストフロント、佐野市吉水町から同市飯田町にかけての突風をダウンバーストかガストフロントの可能性が高いと発表した。

 屋根瓦のめくれや窓ガラスの破損などの状況から、足利市などでの突風を風速約35メートル、佐野市での突風を風速約30メートルと推定。規模を示す「日本版改良藤田スケール」では、どちらも最も弱い「JEF0」だった。

 ガストフロントは積乱雲の下にたまった冷気が周囲の暖かい空気に流れることで発生。足利市などでは活発な積乱雲が付近を通過中だったこと、推定される風向きがほぼ一様に北西の風であったことなどから、可能性が高いという。

 また佐野市での突風は強い雨やひょうを伴っていたという証言があったことなどから、積乱雲からの激しい下降気流で生じるダウンバーストかガストフロントの可能性が高いと判断された。