インタビューに応じる栃銀の黒本頭取=宇都宮市の栃銀本店

 2016年6月の就任から5年が経過した栃木銀行の黒本淳之介(くろもとじゅんのすけ)頭取(63)が12日までに、下野新聞社のインタビューに応じた。日銀のマイナス金利政策の影響などで本業による収益確保が難しくなる中、顧客の課題解決を収益の柱に据える。6年目以降も「お客さまが存続かつ成長することが最重要」として、これまで以上にスピード感を持って経営に臨む考えを示した。

 就任からの5年間を振り返り、自己採点は「まだまだやることは多い。道半ばという意味で100点中50点」と評した。

 就任前の16年2月、日銀がマイナス金利政策を導入した。「低金利という環境がこの5年間で当たり前になった」。一方、日銀が目標としていた2%の物価上昇は未達成の状況。「デフレ経済の中でのコロナ禍。借り入れの面では低金利は有利だが、今後も景気の厳しさは続く」と予測する。

 【略歴】1981年に栃木相互銀行(現栃木銀行)入行。小山支店長、人事部長、取締役経営企画部長、常務、専務などを経て、2016年6月から頭取。法政大卒。