CM共演の記念に贈られたサイン入りのユニフォームとバットを前に当時を振り返る秋山さん(右)と柴原さん=9日午後、下野市

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(おおたにしょうへい)(27)の活躍に、大谷と交流のあった栃木県内の野球関係者も熱視線を送っている。13日(現地時間12日)、恒例の本塁打競争に日本人として初出場する。翌14日(現地時間13日)には史上初の投打二刀流でのオールスター戦出場も有力視されており、“ショータイム”への期待の声は大きい。

 中学硬式野球の栃木下野リトルシニアの選手たちは2017年、日本ハム時代の大谷と大正製薬のドリンク剤のCMで共演した。前年の全国大会で日本一となり、出演依頼を受けた。

 パ・リーグの最優秀選手に輝くなど、すでにスター選手。撮影時は大谷が「何番を打っているの」「ポジションはどこ」と緊張する選手たちをリードしてくれたという。

 当時中学3年で主将だった柴原太一(しばはらたいち)さん(19)=鹿沼市上石川=は大谷から将来の夢を聞かれ、「メジャーリーグで日本人選手の通訳になり、世界で活躍したい」と答えた。CMでもその部分が使われた。

 18年に大谷は渡米した。大谷の活躍を見るたびに思いを強くし、通訳とトレーナーの“二刀流”を目指す柴原さん。試合がある日は必ず結果を確認し、活躍を見て励まされてきた。

 9月には海外への語学留学を控えている。「ホームラン競争で優勝してほしい。活躍する姿を見て世界中のファンが増え、多くの人の励みになってほしい」と願った。

 栃木下野リトルシニアは中学時代の大谷と対戦したことも。大会で互いに敗退し、翌日に交流試合をした。監督の秋山和久(あきやまかずひさ)さん(48)=下野市下坪山=は「途中からマウンドに立ったけど、球が速かった」と振り返る。

 球宴を前に、「勝手に縁を感じているし、活躍が自慢話にもなる。どんな記録を残してくれるのだろう」と期待した。