夏限定の「冷や汁」。心待ちにするファンが多い

 蒸し暑い季節が到来すると、無性に食べたくなる。イタリアンバーの夏限定「〆の冷や汁」(770円)。イタリアンで和食? 意外な組み合わせかもしれないが、根強いファンが多い。

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 冷や汁は宮崎県の郷土料理で、いわば「冷たいおみそ汁」。豪快にご飯に掛けていただく。オーナーの落合稔(おちあいみのる)さん(43)は「地域によって具材などバリエーションが豊富なんですよ」と教えてくれた。

 味の決め手は、何と言っても焼きアジの深いうま味だろう。手で崩した豆腐がごろごろと入り、ナスやキュウリ、カブなどの漬物が涼感を演出してくれる。

 冷え冷えをレンゲで一口。みそと具材の抜群のハーモニーに、思わず目尻が下がる。ミョウガやショウガ、ニンニクの風味も絶妙。一緒に味わった同僚は「一口目のおいしさが最後まで続く」と名言を残し、感動していた。

 県庁のすぐ東側に店を構えて7年目。落合さんの飾らない人柄と確かな腕が、常連客の心と胃袋をわしづかみにしている。洋食のメニューは常時約30種ある。

 ちなみに冷や汁の提供は「暑さが落ち着くまで」。夏のごちそう、今年はあと何回味わえるかな。

 ◆メモ 宇都宮市塙田1の3の18▽営業時間 正午~午後1時(火曜から金曜)、午後6~11時▽定休日 日曜、月曜▽(問)028・666・4689