医療機器製造販売のマニー(宇都宮市清原工業団地、斉藤雅彦(さいとうまさひこ)社長)は8日までに、手術用のアイド縫合針や歯科治療器具、手術用縫合糸などの製品8品目の自主回収を始めた。同社はこれらの製品の製造、販売を中止している。健康被害の報告はないという。

 同社によると、国の審査機関に提出した承認事項と異なる規格の原材料の使用や、定められた試験の未実施、承認書に記載されていない接着剤の使用などが回収の原因。同社の点検作業で判明した。

 自主回収の製品は、手術用のアイド縫合針(約416万本)、電動式の歯科用治療器具(約6万本)、歯の根管治療器具(約83万本)、歯科治療用のドリル(約50万本)、手術用縫合糸(約363万個)など。

 今年4、5月まで出荷されており、2006年から出荷されている製品もあった。同社は販売先や関係機関に通知し、5月から回収作業を進めている。大半は既に使用済みとみられる。

 同社は「多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる。品質管理体制を一層強化し再発防止に努めていく」としている。