中軸として強力打線を引っ張る佐野日大の大関

勝負強い打撃でチームをけん引する作新の小口

中軸として強力打線を引っ張る佐野日大の大関 勝負強い打撃でチームをけん引する作新の小口

 第103回全国高校野球選手権栃木大会は9日、県営球場で開幕。61校60チームが甲子園を目指し、延べ12日間の熱戦を展開する。10大会連続優勝を目指す作新学院と11年ぶりの王座を狙う佐野日大を中心に、実力は例年以上に拮抗(きっこう)。今春4強の白鴎大足利、宇都宮工に加えて、昨秋優勝の国学院栃木も戦力は充実。2年ぶりの激闘を勝ち抜くのはどのチームか。組み合わせをA~Dブロックに分けて展望する。

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■Aブロック 強豪私立2校追う栃工

 白鴎大足利、文星芸大付の私立勢に古豪・栃木工が挑む構図だ。本格派右腕中沢匠磨(なかざわたくま)を中心にタイプの異なる3投手を擁する白鴎大足利の投手力は大会随一。4番高橋陽也(たかはしはるや)が引っ張る打線の出来次第では、一気に駆け上がる可能性がある。文星芸大付はけが人の復帰で福田夢羽人(ふくだむうと)ら強打者がそろう打線に厚みが出た。

 栃木工は140キロに迫る直球が武器の右腕石川晃誠(いしかわこうせい)、俊足巧打の生沼令大(おいぬまれお)主将を中心に手堅い野球を展開する。このほか昨夏も経験した主戦右腕小林太陽(こばやしたいよう)擁する真岡、潜在能力の高い打者が並ぶ真岡工も力がある。

■Bブロック 佐野日大筆頭に激戦区

 今春の県大会を制した佐野日大を筆頭に同8強の青藍泰斗、昨秋優勝の国学院栃木が入る最激戦ブロック。佐野日大は川崎大也(かわさきだいや)、大関日和(おおぜきひより)を中心とした強力打線が持ち味。背番号1を背負う大門稜平(だいもんりょうへい)ら投手陣に安定感が出ているのも好材料だ。青藍泰斗は身長188センチのスラッガー宗祐矢(そうゆうや)の打撃が上位進出の鍵を握る。

 国学院栃木は浅田光太朗(あさだこうたろう)主将を中心に投打に力のある選手がそろう。塩島健吾(しおじまけんご)主将を中心にまとまりがあり、夏に強い足利工との初戦は好ゲームが期待できそうだ。主戦右腕大竹海央(おおたけみひろ)が投打に引っ張る鹿沼、茂木や足利南も上位進出を狙う。