FKDインターパーク店では国内外70種類以上のクラフトビールを取り扱っている=6月下旬、宇都宮市インターパーク6丁目

県内クラフトビール出荷数の推移

FKDインターパーク店では国内外70種類以上のクラフトビールを取り扱っている=6月下旬、宇都宮市インターパーク6丁目 県内クラフトビール出荷数の推移

 小規模で製造される「クラフトビール」の人気が、県内でも徐々に高まっている。県内のブルワリー(ビール醸造所)全8社で構成する「栃木クラフトビール推進協議会」によると、2019年の県内産出荷量は計約32万リットルと統計を取り始めた13年比でほぼ倍増。昨年は新型コロナウイルス禍のあおりを受け約24万リットルにとどまったが、スーパーなどでの取り扱い増や、量り売り対応といった販路拡大が進む。関係者らは、コロナ収束を見据えた反転攻勢に向け試行錯誤を重ねている。

 高い品質と豊かな味わいが特徴のクラフトビールは、若い世代を中心に人気を集めている。12年の同協議会発足時、4社のみだった県内のブルワリーは、国内外のブームに乗って続々と開業。ビアバーやイベント増加に伴い出荷量も増加傾向にある。

 【ズーム】クラフトビール 小規模な醸造所で職人が手掛け、高品質で豊かな味わいが特徴のビール。酒税法改正により1994年から小規模工場でビール製造ができるようになり、2018年には「ビール」と名乗れる要件が緩和。地元農産物を使用するなど個性豊かな銘柄が誕生している。「地ビール」とも呼ばれる。