通学路の路面標示をチェックする宇都宮市職員=7日午前、宇都宮市星が丘1丁目

 千葉県八街市で下校途中の小学生の列に大型トラックが突っ込み5人が死傷した事故を受け、栃木県内の各市町で通学路の安全確保に向けた再確認の動きが相次いでいる。宇都宮市は7日、全小中学校を対象とした通学路の緊急一斉点検を始めた。鹿沼市で登校中の6児童が亡くなったクレーン車事故から10年が経過したが、児童らの登下校時の事故は後を絶たない。

 宇都宮市は、13日ごろまでに各学校の通学路の危険箇所を把握する。歩道と車道の区域が分かれていなかったり、一定の交通量が見込まれたりする場所で、路面標示の有無や歩道と車道を分けるポールの設置状況などを確認する。

 7日は昭和小などの通学路で、外側線や「通学路」の塗装が薄くなっていないかチェックした。市は「日々パトロールを通じて安全確認はしているが、変化に対応しながら、継続的に点検していく」とした。

 佐野市は、通学路安全対策連絡協議会として1日、全小中義務教育学校に危険箇所のチェックを求めた。春先に地域住民やPTAから受けた報告と合わせ、通学路を道幅の広い道に変更するなどを検討する。

 足利市は5日、地域・保護者の見守り活動時の留意など、交通安全指導の徹底を求める文書を小中学校に送った。真岡市は7日、危険箇所の再確認と、道路標識の改善が必要な場所などについて報告を求める通知を全小学校に出した。

 益子町は5日に職員が通学路を見回り、道路標示がはっきり見えるかなどを調べ、真岡署と情報共有した。茂木町は、歩道の有無など通学路の状況について報告するよう小中学校に要請。日光市通学路安全対策協議会は、各小学校が夏休み期間中に行っている通学路の安全点検を、入念に実施するよう各校に求めた。

 壬生町は6日、各小学校に対し、毎年秋に実施している合同点検の前倒し実施を求める通達を出した。鹿沼市も例年の7、8月に学校ごとに通学路の改善要望を取りまとめてもらっているが、その報告期限を前倒しする対応をとった。