東京五輪のホッケー男子日本代表となった「リーベ栃木」の4選手が5日、福田富一(ふくだとみかず)知事やチームが拠点とする日光市の粉川昭一(こなかわしょういち)市長を表敬訪問した。女子日本代表を含め5選手を市から送り出す粉川市長は「皆さんは市民の誇りであり、競技に携わる子どもたちにも夢と希望を与える。市民一丸となって応援したい」とエールを送った。
訪れたのはリーベ栃木の大橋雅貴(おおはしまさき)(28)=大沢中-今市高出、落合大将(おちあいひろまさ)(27)、霧下義貴(きりしたよしき)(22)、村田和麻(むらたかずま)(29)の4選手。女子日本代表に選ばれているグラクソスミスクラインの狐塚美樹(こづかみき)選手(25)=同=は代表合宿中で母親の亜紀子(あきこ)さん(50)が代理出席した。
粉川市長を前に、大橋選手は「夢であるオリンピックの舞台を全力で楽しみたい」、落合選手は「感謝の気持ちを忘れず自分らしくプレーする」などと決意を述べた。その後、大橋、狐塚両選手の家族が2人の母校・今市高を訪問。ホッケー部の後輩たちが応援メッセージを寄せ書きした色紙などを受け取った。
また、リーベ栃木の4選手は同日、栃木県庁も表敬訪問。福田知事は「現場では応援できないかもしれないが、画面を通じ県民を挙げて応援する」と激励。大橋選手と落合選手は勤務先の北関東綜合警備保障でも壮行会に出席し、誓いを新たにしていた。