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関係者が見守る中、登校する鹿沼市北押原小の児童ら=5日午前7時35分、同市樅山町

 千葉県八街(やちまた)市で下校中の小学生5人が飲酒運転とみられるトラックにはねられ死傷した事故を受け、栃木県警鹿沼署や鹿沼地区交通安全協会、鹿沼市などが5日朝、市内10カ所の通学路で交通安全指導を行った。

 鹿沼市では2011年4月、登校中の児童の列にクレーン車が突っ込み、児童6人の命が奪われた。今回の指導は通学路の安全確保に向けた意識醸成が狙いで、50人体制で取り組んだ。

 亡くなった6人が通っていた北押原小近くの交差点には、同市の中村仁(なかむらひとし)教育長らが立ち、児童に「車に気を付けて」などと声を掛けた。中村教育長は「子どもが巻き込まれる痛ましい事故が繰り返されてはいけないと改めて感じた」と話した。

 交通量が多い同市西茂呂2丁目の交差点では、林光孝(はやしみつたか)署長や佐藤信(さとうしん)市長らが「スピード控えめに」と書かれたボードを掲げ、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。

 クレーン事故から10年を経過しても児童らの登下校時の事故が後を絶たず、県警交通企画課の井上明(いのうえあきら)交通事故抑止対策官は「自治体とも協力し、危険な地点を検証し直したい」と話した。

 宇都宮東署も14日、管内の泉が丘小の通学路周辺で交通安全指導を行う。