核兵器廃絶などを訴えながら歩く参加者=3日午前、宇都宮市内

 核兵器の廃絶を求める「原水爆禁止国民平和大行進」が3日、宇都宮市内で行われ、本県の被爆者や市民ら約60人が、今年1月に発効した核兵器禁止条約への日本の参加などを訴えながら歩いた。

 県総合運動公園憩いの森にある原爆慰霊碑前に集まり黙とうや詩の朗読などを行った後、南宇都宮駅前まで約5.4キロを、のぼり旗などを掲げながら行進した。30年以上参加している同市石井町、高橋玲子(たかはしれいこ)さん(66)は「最も残虐な兵器である核兵器をなくしてほしいという願いだけです」と歩みを進めた。

 集会には11歳の時に広島県で被爆した那須烏山市南大和久、小松宏生(こまつひろみ)さん(87)も参加し「動ける限り、この運動のために力を尽くしたい」と述べ、拍手を受けた。平和大行進は1958年から続いており、全国11の幹線コースごとにリレーする。本県は6月下旬に福島県から引き継ぎ、10日まで県内全市町を回る。