互いに刺激し合い、全国の舞台に立つ英子さん(左)と瑠那さん

 【那須烏山】親子で空手に取り組む横枕、会社員生魚英子(なまうおえいこ)さん(48)と長女の大学2年瑠那(るな)さん(19)は、母娘で刺激し合い、それぞれ別の空手全国大会の出場権を勝ち取った。新型コロナウイルス禍で昨年は多くの大会が中止された中、鍛錬した成果が出た。2人は「緊張感を楽しみながら、一つでも上を目指す」と声をそろえる。

 英子さんは9月11~13日、岡山県で開かれる「日本スポーツマスターズ2021岡山大会」の空手道女子組手競技3部(45~49歳)に本県代表として、瑠那さんは4日、兵庫県で開かれる「第64回全日本学生空手道選手権大会」の女子個人組手の部に東海地区代表として出場する。

 キャリア6年の英子さんは2年前に同じ大会に初出場し、3位に入った。「前回はまぐれ」とはにかむが、2度目の全国大会に向け「ハイレベルな選手や試合を見るとテンションが上がる。自分もどんどんやりたくなる」と気合十分だ。

 小学1年から競技を続ける瑠那さんは、女子空手の強豪校、花咲徳栄高(埼玉県)から中部学院大(岐阜県)に進学した。団体でのインターハイ出場経験はあるが、個人戦では今回が初の全国だ。「磨いた技が決まった瞬間が気持ちいい」と白い歯を見せる。

 コロナ禍で昨年は多くの大会が中止された。2人や瑠那さんの弟2人を含め、一家を指導する白堊(はくあ)会栃木本部烏山道場の今井保二(いまいやすじ)最高師範(73)は「異例の状況にめげず、2人が練習を重ねた成果。全国の舞台で心身ともにさらなる成長を」と話す。

 「2年前の悔しさをばねに頑張って」と母を激励する瑠那さん。英子さんも「試合を楽しみながら、しっかり勝ち上がってほしい」とまな娘の躍進を願った。