県内でプロゴルフの大会開催が当たり前でなくなったのは20年ほど前。「ジュンクラシック」が1999年、「那須小川レディス」が2001年をもって姿を消した▼以後、ゴルフ場県らしからぬ寂しい状況が続いていたが、今年は当たり年となっている。初の選手会主催大会に続き、男子プロ、女子、飛距離を競うドラコンと、いずれも日本一を決めるビッグイベントが集中する▼そのうち国内最古の伝統と格式を誇る日本プロゴルフ選手権がきょう1日、日光市の日光カンツリー倶楽部(くらぶ)で開幕する。昨年の予定が新型コロナ禍で中止となり、1年越しで開催にこぎ着けた▼同コースについて、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘(くらもとまさひろ)会長は「若手には短いが(左右に曲がる)ドッグレッグが多く、方向性が問われる」と解説。「セカンド(第2打)の距離感を見てほしい」と見どころを紹介する▼懸案だった観客受け入れは実施が決まり、トッププロの飛距離や妙技を目の当たりにできる絶好の機会ができた。だが、感染懸念が収まったわけではない。ルールを厳守した観戦が肝要だ▼5月の全米プロでは観客がコース内になだれ込み、ひんしゅくを買った。特異な例ではあるが今大会、観客の無秩序な行動が話題になるようでは困る。大会の格式にふさわしく、観戦マナーも日本一でありたい。