就任から1年となり、インタビューに答える足利銀行の清水頭取=宇都宮市

 -コロナ禍での頭取就任だったが、この1年で取り組んできたことは。

 振り返るとお客さま向けにも内部的にも、コロナ対策を優先してやってきた。

 お客さまについては、ソリューション(解決策)営業をどう進めていくかがキーワードだと思ってきた。就任前の4月に本業支援室をつくった。法人向けにお客さまの本業をどう支援していくのか、室として立ち上げて対応してきた。例えば、お客さま同士をつなげるビジネスマッチングや(事業)計画を策定するお手伝い、IT化の支援、人材マッチング、海外支援など、専門家を本業支援室に集めた。ここで解決できないことは、ビジネスネスソリューション営業部とジョイントさせながら、お客さまの本業をどう立て直していくのか、あるいは成長させていくかを一番大きなこととしてやっている。

 個人の分野では、相談業務をどう深掘りしていくのかという図式の中で、プライベートバンキング室を本部の中につくり、財産コンサルタントを配置している。人数も増やし専門家集団をつくっていく。(お客さまとの)前線でいえば、ブロック個人営業部を26カ所つくった。法人と個人を分離した個人営業の専門家集団の中で、相続や(資産)運用全体をどう考えていくかなどの支援ができればと思う。

 特に、今までの銀行はマルチプレーヤーみたいなところで、法人も個人もやりますよ、何でもやりますよということで営業してきたが、ニーズが相当多様化し、求められていることが非常に専門化している。全部をやるのは非常に難しくなってきている。グループをきちっと分けて深掘りしていくことができるように対応している。

 また、3月に新たなバンキングアプリ「足利銀行アプリ」をリリースし、足元で12万件くらいダウンロードしていただいている。