6月年代別発生状況(宇都宮市保健所調べ)

 宇都宮市は29日、市保健所が6月に確認した新型コロナウイルスの感染者数(27日時点の速報値)が316人、直近1週間の検査陽性率が7.4%、人口10万人当たりの新規感染者数が21.6人と高水準で推移しており、同日から接待を伴う飲食店への注意喚起など対策を強化すると発表した。20~30代の感染が増えているという。

 市によると、1日当たり60~70人の新規感染者を数えた年末年始に比べると感染者数は少ないが、依然として高止まり状態。同日の定例記者会見で佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「大型連休以降、連日2桁の新規陽性者数が続いている。感染経路不明の割合も増加している」と述べた。

 6月の感染者数を年代別に見ると、最多は20代(91人)、次いで30代(56人)となっており、60代と70代は各13人。感染者割合を5月と比較すると、60代以上が24%から10%に減少した一方、20~30代は34%から47%に増えている。

 市内では5、6月、接待を伴う飲食店2店舗や2事業所、保育施設でクラスター(感染者集団)が発生している。佐藤市長は「改めて業種別ガイドラインの順守や基本的な感染防止対策を徹底する」と述べた。

 市は今後、変異株を確認した際、感染力の強いデルタ株かどうかを調べるゲノム解析を市衛生環境試験所で実施するとしている。