プールの前で「県内水泳界に貢献したい」と話す篠崎専務理事

 栃木県那珂川町三輪の那須小川ゴルフクラブ(GC)の関係者でつくる一般財団法人「那須小川スポーツ振興基金」は7、8月、同GCの屋外50メートルプールを県内の競技スイマー向けに初めて無料開放する。新型コロナウイルス禍で主な客だった県外の合宿利用者が大幅に減り、利用枠に余裕が出たためだ。同基金は「民間の50メートルプールは県内でも希少。積極的に利用してほしい」と呼び掛けている。

 プールは1978年、県内の水泳選手育成を目的に開設され、かつては県水泳連盟主催の県年齢別水泳選手権大会の会場だった。2001年以降は近県の大手水泳クラブや高校水泳部の夏季合宿場として定着。池江璃花子(いけえりかこ)選手も高校1年まで鍛錬に訪れたという。

 ところが、毎年2千人に上った利用者数は昨年、コロナ禍で400人に激減。今夏も千人ほどの予約にとどまる。そこで本来の設置目的に沿い、県内水泳界の活性化に貢献しようと競技者向けに無料活用を呼び掛けることとした。

 対象は県内の学校水泳部やスイミングスクール、国体候補者など団体、個人を想定し、安全指導管理者の帯同が条件。プールは8レーンあり1レーンから利用可能。利用日は7月19日~8月29日。7月中と8月下旬に空きが多い。弁当(540円)やクラブハウスのレストランも利用できる。

 同GC理事長で同財団の篠崎暢宏(しのざきのぶひろ)専務理事(75)は「昨年、ろ過装置を改修するなど設備は万全の状態。本県での国体を控え、意欲ある多くの青少年をはじめ幅広い世代のスイマーに利用してほしい」と話す。

 (問)南平台温泉ホテル内の同財団事務局0287・92・3211。