寄贈された本などが並ぶブックカフェ

 【小山】本好きが高じ、本県などで調剤薬局を運営するフォルマン(佐野市堀米町)の取締役兼薬剤師秋山真衣(あきやままい)さん(38)が7月7日、ブックカフェ「OYAMA book&work」を駅東通り2丁目にオープンする。秋山さんは「地域の人や本好きの人が『自分の居場所はここ』と思える場所にしていきたい」と話している。

 ブックカフェは同社が運営するドライブスルー薬局と併設し、医療や健康に関する専門書や小説など約2千冊を置く。フリードリンクで、テレワークの場所としても利用できるように電源や公衆無線LANを設置する。

 秋山さんは2014年に夫と同社を立ち上げ、薬局を7店舗経営している。患者が行きたくなる薬局にしたいという思いと自身が大の本好きだったことから、各店舗に本を置き患者に貸し出してきた。ブックカフェは5年前からの夢で、社長である夫の反対があったが何度も説得し、オープンにこぎつけた。

 本好きになったきっかけは、中学1年生の時に読んだ吉本(よしもと)ばなな著の「TUGUMI」(中公文庫)。「それまで探偵ものや恋愛系を読んでいたが、TUGUMIは大人っぽく、世界が広がって見えた」と、本にのめり込んでいった。

 「マイKEL」という名前で運営する自身のツイッターにブックカフェをオープンすることをつぶやくと、全国から計約4千件の反応があった。鳴りやまない通知に戸惑いながら「興味がある人がこんなにもいるんだ」と驚いたという。

 蔵書は秋山さん所有の本や、ツイッターで呼び掛け寄贈された。1冊ずつに寄贈者のメッセージが書かれたメモが付き、本を通して読者同士の交流ができる。

 利用料金は1時間200円から。薬局利用者は無料。(問)0285・39・8373。