利用客らに愛された広大な日本庭園=宇都宮市西原町(宇都宮グランドホテル提供)

 県内有数の名門ホテル「宇都宮グランドホテル」(宇都宮市西原町)が25日、67年の歴史の幕引きを発表した。これまで数々の要人を迎え、政財界の会合場所として利用され、結婚式や宴席で県民の晴れ舞台を演出してきた。「ただ驚いている」「本当に残念」。突然の一報を受け、関係者にさみしさがこみ上げた。

 ホテルは県内政界の重要会議や選挙会合などの舞台となってきた。自民党県連の木村好文(きむらよしふみ)幹事長は、県内選挙の決起集会などで利用したなじみのある場所といい、「あれだけ広い庭もなかなかない。思い出深く残念だ」と閉館を惜しんだ。

 財界人が一堂に会する場としても重宝され、県中小企業団体中央会の横倉正一(よこくらしょういち)副会長は「何と申し上げてよいのか分からない。残念としか言いようがない」とショックを受けた。街中の立地で広大な駐車場を有するだけに「ここがなくなると大勢の集まりが大変になる」と戸惑いを隠せない。