判決言い渡し後、報道陣の取材に応じる愛美利ちゃんの父=24日午前、宇都宮市内

 宇都宮市の認可外保育施設「といず」(廃止)で2014年7月、宿泊保育中の同市、山口愛美利(やまぐちえみり)ちゃん=当時9カ月=が死亡した事件を巡り、うその説明で保育料をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元施設長の木村久美子(きむらくみこ)被告(64)=保護責任者遺棄致死罪などで懲役10年確定、服役中=の判決公判が24日、宇都宮地裁で開かれた。岡田健彦(おかだたけひこ)裁判長は「子を思う親心を利用した悪質な犯行」とし懲役6月(求刑懲役1年)を言い渡した。

 岡田裁判長は、看護師を雇っていないのに配置しているとするなど、木村被告が施設の保育実態とは著しく異なる内容をホームページ(HP)などで宣伝していたと指摘。愛美利ちゃんの両親に、HPの記載に沿って説明し「宣伝通りの保育がされると誤信させた」と批判した。