顧客から集まった食料品を市社協の菊池課長補佐(左)に手渡す宇賀神社長

 【鹿沼】新型コロナウイルス禍などを背景に貧困問題への関心が高まる中、民間による支援の動きが広がっている。貝島町の宇賀神新聞店鹿沼店は23日、顧客などから食料品を預かりフードバンク鹿沼を運営する市社協に寄贈。樅山町で子ども食堂を運営する一般社団法人ノエルは、7、8月に食料品や生理用品を無料配布する。市社協の関係者は「地域の協力はフードバンク事業の充実につながる」と歓迎している。

 鹿沼、宇都宮両市で新聞販売店を経営する宇賀神康明(うがじんやすあき)社長(48)はニュースでフードバンク事業を知り、「協力できないか」と鹿沼市社協に相談。今年2月、購読者に食品の寄贈を呼び掛ける折り込みチラシを配布した。

 反響は大きく、これまでに玄米やレトルト食品など鹿沼で約200点、宇都宮で約300点が集まり、両市のフードバンク運営団体に寄贈してきた。宇賀神社長は「新聞購読者以外でも協力してくれる方がいる」と感謝する。