磯山弁財天の山門に設置された風鈴

 【佐野】名水湧き出る自然豊かな地で涼を感じ、新型コロナウイルス禍で疲れている人に活力を取り戻してもらおうと、出流原弁財天観光協会は22日、出流原町の磯山弁財天で風鈴の音色を感じる「風鈴祭」を始めた。短冊に願い事を書いて奉納(有料)することもでき、夜はライトアップも行っている。9月15日まで。

 弁財天西側の出流原弁天池が会員制交流サイト(SNS)で「神秘的」「ジブリ映画のよう」などと話題となり、若い来訪者が増えたことをきっかけに初めて企画した。

 風鈴は弁財天の山門前に高さ2メートルの位置から15個つるされている。ガラス製で、絵柄はヒマワリや金魚など5種類。防水加工されたオリジナルの短冊が風に揺れるたびに、涼やかな音を奏でる。

 初日のこの日は、出流原弁天池で涼んでいた多くの観光客が弁財天にも足を運んだ。家族で訪れた群馬県館林市上赤生田町、会社員阿部隆幸(あべたかゆき)さん(31)は「弁財天は子どもの頃によく祖父に連れてきてもらっていた。風鈴は、夏って感じがして涼しげでいいなと思います」と話していた。

 同協会の尾花栄(おばなさかえ)会長(74)は「希望者は願い事や名前などを書いた短冊を風鈴に付けて追加で設置できる。弁財天には16の神様がいるので、たくさん願いを聞いてもらえますよ」と勧めている。

 風鈴奉納は1口5千円。同協会の事務局でもある同所のホテル一乃館のフロントで8月20日まで受け付けている。(問)同ホテル0283・25・0228。