【足利】夏まつり実行委員会は21日、足利花火大会主催団体長会議を開き、8月21日の開催に向け検討していた本年度の花火大会の中止を決めた。中止は2年連続。実行委員長の相馬稔(そうまみのる)足利商工会議所会頭は「開催時期延期や規模縮小も含め検討したが、新型コロナウイルスの感染拡大防止に万全を期すのは難しいと判断した」と述べた。

 会議には、相馬会頭や同名誉委員長の早川尚秀(はやかわなおひで)市長、産業団体の関係者ら計16人が出席。冒頭、相馬会頭が中止を提案し、全会一致で決定した。

 花火大会は毎年3万発を打ち上げ、開催予算約8千万円のうち約1200万円を会員事業所の寄付で賄っている。実行委は、コロナ禍で苦境に立たされている事業所も少なくないことから寄付を募らず、規模を縮小した開催も検討したが、感染状況やワクチン接種の進捗(しんちょく)を鑑み断念した。

 昨年は同商議所創立80周年、今年は市制100周年に当たる。相馬会頭は「いずれも祝えなかったが、来年、誰もが歓迎できる状況になったら、本来の打ち上げ規模で50万人を入れ、伝統の花火大会を開きたい」と話した。