講演する中川さん

【佐野】宇都宮セントラルクリニック(宇都宮市屋板町)の「がん治療セミナー」が19日、市文化会館で開かれ、東京大医学部総合放射線腫瘍学講座の中川恵一(なかがわけいいち)特任教授が最新の放射線治療などについて解説した。

 中川さんは「日本のがん検診受診率は先進国で最下位」と指摘し、「がん大国なのに日本人はがんを知らない」と、がん教育充実の必要性を強調。最近注目されている放射線治療については、最新機器を紹介しながら(1)通院で治療できる(2)体への負担が少ない-などのメリットを挙げた。

 その上で「新型コロナウイルスに意識が集まり、がんに対する備えがおろそかになっている。正しく行動してほしい」と訴えた。

 同クリニックは昨年から、年3回のペースでセミナーを開催。この日は約90人が訪れ、がんへの向き合い方を学んでいた。