書道研究誌「書友」創刊70年 19日から栃木で「墨秀展」

 【栃木】書道団体「書友会」(田中暁亭(たなかぎょうてい)会長)が発刊する月刊書道研究誌「書友」が、創刊70年を迎える。戦後の新しい時代にふさわしい書の普及を目指して創刊され、現在は子どもから一般まで会派を超えて出品する研究誌に発展。地域の書道文化の裾野を広げる役割を果たしてきた。節目の年を記念する第45回墨秀展も19日から、市栃木文化会館展示室で開かれる。

 1947年7月、栃木商工学校(現栃木商業高)の書道教諭だった書家池沢畔蒲(いけざわはんぽ)さん(故人)が、「正しく強く明るい心を書に現そう」を信条に創刊した。当初は高校生以上が対象で楷書と仮名だけだった。49年に中学部、小学部を新設。実用書なども加えジャンルも広げてきた。

 会員は現在約2400人。ピークの80年代半ばは約5千人に上った。小学生から続ける会員は団体を運営する立場に成長。中央書壇や県立高書道教諭として活躍する人材も育っている。