最高齢メンバー木村さん(99)引退 国際合唱祭最高賞を花道に 宇都宮のコーラス「コーロ・たんぽぽ」

 【宇都宮】市内のシニアコーラスサークル「コーロ・たんぽぽ」(鈴木静枝(すずきしずえ)代表)が、横浜市で4月に開かれた「第9回国際シニア合唱祭『ゴールデンウエーブin横浜』」で最高賞の県知事(ほほえみ)賞を初受賞した。受賞を機に、メンバーの栃木市柳橋町、木村好枝(きむらよしえ)さん(99)が引退を決意。最高齢の仲間の花道を飾った。

 4月10~12日に開かれた国際シニア合唱祭には国内外の約100チームが出場し、コーロ・たんぽぽは「夜明けのうた」「花は咲く」の2曲を披露。日頃の練習の成果を出し、見事頂点に立った。

 木村さんは73歳の時、宇都宮市内のカルチャーセンターで発声を習い始めた。それが縁となり、センター講師の一ノ沢町、鈴木代表(83)が主宰するコーロ・たんぽぽの一員になった。

 月2回の練習日には栃木市の自宅から自転車と電車、バスを乗り継ぎ、休まず通った。足腰が弱くなった約10年前からは、次女美重子(みえこ)さん(69)が車で送迎したほか、コンクールにも同行しサポート。新しい曲が課題になると、美重子さんにピアノを弾いてもらいながら自宅で音取りに励んできた。

 最後の練習日となった4月下旬にはメンバー約40人が出席し、全員で「花は咲く」などを合唱した。木村さんは「みんなのおかげで歌ってこられた」と感謝し、メンバーと握手を交わしながら市内の練習場を後にした。