薬剤をアカマツに吹き付ける作業車

 【那須】オオタカの営巣地であるアカマツ林の松枯れを防ぐため、林野庁塩那森林管理署は16日早朝、高久甲の那須街道沿いにある国有林約40ヘクタールで松くい虫の防除作業を行った。

 同管理署によると、1983年に約2万本あった同所のアカマツは、松枯れで現在約8千本に減った。原因となる松くい虫「マツノザイセンチュウ」を媒介するマツノマダラカミキリが羽化する6月ごろ、カミキリ駆除作業を行っている。

 この日は午前4時から同街道の一部を通行止めとして実施。作業車がゆっくりと走り、木々に噴霧器で薬剤を吹き付けていった。

 同所では年間約200本のアカマツが枯れるため、同管理署が毎年500本ほど植樹する。里見昌記(さとみよしき)同管理署長は「素晴らしい景観を未来に残すため、植樹しながら残ったアカマツを長く守っていきたい」と話した。