楽器や絵本、14回目寄付 海渡る善意18年目 宇都宮・カンボジアっ子支援の会

 【宇都宮】市内の市民活動団体「カンボジアっ子支援の会」(今泉3丁目、池森文香(いけもりふみか)会長)は29日までに、県内の小中学校などに呼び掛けて集めた鍵盤ハーモニカ345台と絵本113冊をカンボジアの首都プノンペンにある国立幼稚園教員養成学校(PSTTC)に届けた。戦争で親を失うなどした子どもたちの学習を支えようと1999年1月に最初の寄贈を行ってから18年。海を越えた支援は今回で14回となった。

 寄付を募る際、会のメンバーは市内の小中学校やイベント会場などに出向き、カンボジアの状況を説明してきた。ビデオ撮影した現地の様子を映すこともあった。経済成長とともに生活状況は変わってきたが、スラム街は今も点在し、格差が広がっている。

 今回は市内外に呼び掛け、昨年5月から同11月にかけて鍵盤ハーモニカと絵本を回収した。集まった楽器はメンバーが一つ一つ丹念に消毒したり、部品を交換したりして梱包(こんぽう)。まず船便で送った。

 メンバーの斎藤洋子(さいとうようこ)さん(76)=大曽5丁目=を団長とする6人が今年3月中旬に現地を訪問。先に届けた品物と寄付金200ドルを、PSTTCの校長らに直接手渡した。

 修理費用や送料は毎回、会費などで賄っており、渡航費は個人で負担している。