五輪・パラ五輪出場経験者らが参加したトークショー=12日午後3時20分、宇都宮市本町

 12日に県総合文化センターで開かれた県民の日イベントのトークショーに本県出身のオリンピアンらが登場し、東京五輪内定選手へのエールや自身の経験、大舞台での裏話などを語った。

 登壇したのは競泳女子400メートル個人メドレーで2016年リオデジャネイロ五輪8位入賞の清水咲子(しみずさきこ)さんら。柔道男子66キロ級でロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(えびぬままさし)さん(小山市出身)もオンラインで参加した。

 初めて出場した五輪の思い出を海老沼さんは「緊張しすぎて記憶がない」と苦笑い。どんな柔道をしたか、後に映像を見て知ったほどという。清水さんは「リオ五輪は楽しかった思い出しかない。経験したことがない大きなプールと、選手村にわくわくした」と振り返った。

 東京五輪には、それぞれ親交の深い選手も内定している。柔道男子60キロ級高藤直寿(たかとうなおひさ)(下野市出身)について海老沼さんは「昔は派手な若い柔道だったが、今は隙のない堅実な柔道に変わっている」と解説。リオ五輪では「試合当日に部屋の中をずっとぐるぐる回って、すごく緊張していた」と明かし、「今大会は緊張も和らいで自分の力を発揮できると思う」と期待した。

 清水さんは幼い頃から仲の良い競泳の萩野公介(はぎのこうすけ)(小山市出身)に「この4年間で苦しいことも楽しいことも経験したはず。彼がしてきたことを、全て表現してくれることを願っている」とエールを送った。

 萩野のほか水沼尚輝(みずぬまなおき)(真岡市出身)と飛び込みの榎本遼香(えのもとはるか)(宇都宮市出身)も同じ作新学院高出で、水沼については「高校では『とにかくかっこよくなりたい』と水泳をやっていた」というエピソードを明かし、「そんな純粋な理由から力を付けて五輪にたどり着いたのが彼らしい」と話した。榎本選手とは飛び込みの代表選考会後に連絡を取り合ったといい「けがもあって苦しんだ時期もあったが、それを力に変えているところが彼女の魅力」と語った。