感染予防のため密を避け、ガラス越しにマイクを使って面会する入所者=2日、宇都宮市鐺山町

65歳以上の介護保険料(月額)の推移

感染予防のため密を避け、ガラス越しにマイクを使って面会する入所者=2日、宇都宮市鐺山町 65歳以上の介護保険料(月額)の推移

 65歳以上の支払う介護保険料が今期も増額し、高齢者の負担増加に歯止めがかからない。負担感に加え、新型コロナウイルス禍による在宅サービスを中心とした利用控えが一部に見られる上、それに伴う心身機能の低下もあり、将来の介護需要の増加も懸念される。高齢化のさらなる進行が避けられない中、利用者本位で持続可能な介護保険事業実現のハードルは高まっている。

 「高齢者は年金暮らしの人も多く、保険料の負担が大きい」

 足利市内のケアマネージャーらでつくる「あしかが介護支援専門員連絡会」の柳義則(やなぎよしのり)会長(44)は不安を口にする。利用者や家族の相談に乗ると、サービス利用料の自己負担分もあり「支援が必要でも経済的な事情などからサービスを利用しない人もいると分かる」と打ち明ける。