栃木県保健福祉部は11日、県東地区の家族と茨城県内の事業所で、男女計6人が結核に集団感染したと発表した。うち5人が発病した。いずれも軽症という。

 既に接触者の調査は終わっており、同部は感染拡大の恐れはないとしている。栃木県内の結核集団感染は、宇都宮市内で確認された2015年12月以来という。

 今年3月2日、県東地区在住の40代男性を診察した県内の医療機関から、結核の発生届が提出された。男性は発病し入院したが、現在までに退院したという。

 男性が茨城県内の事業所に勤務するため、県は茨城県と合同で接触者を調査。男性と同居する家族では70代男性の発病と40代女性の感染を確認し、職場の同僚では20代男性2人と30代女性の発病を確認した。集団感染の要件を満たしたため、厚生労働省に報告した。

 県は40代男性から感染が広がったとみている。この男性と接触があり、感染が確認されていない経過観察者計7人について、県は3カ月後に健康診断を再度実施するとしている。