宇都宮市中央消防署の救急車

 栃木県宇都宮市内で4月、歩道上で倒れた60代男性を、居合わせた男女5人が連携して救命した。60代男性は5月に退院し、社会復帰している。宇都宮市中央消防署は「命を救った連携プレーに感謝を申し上げたい」として、心臓マッサージを施した男性と自動体外式除細動器(AED)を持ち寄った女性を探している。

 同署によると、4月12日午前11時50分ごろ、同市駅前通り1丁目の焼き肉店北側の歩道に座り込んでいた同市、60代男性が突然倒れた。その場に居合わせた2人の20代女性が駆け付けたところ、けいれんしていたため119番した。

 20代女性から「AEDを持って来てください」と依頼を受けた別の女性が、付近の複合ビルからAEDを借りて再び現場へ。通り掛かりの男性が心臓マッサージを施し、さらに別の男性が引き継いで応急処置を続けた。救急車とドクターカーが到着した時、AEDを持ち寄った女性と最初に心臓マッサージをした男性は現場にいなかったという。

 倒れた男性は搬送中に心拍が再開し、5月28日に退院した。同署は「一刻を争う状態だった。通報した女性2人、AEDを探した女性、そして心臓マッサージをした男性2人の連携のおかげ」と感謝。「救急隊員が到着前に立ち去った方にお心当たりがある人は連絡してほしい」と呼び掛けている。

 (問)同署028・625・3453。