八溝ししまるの取り扱い店舗を示す赤いのぼり旗

八溝ししまるの販売額の推移

八溝ししまるの取り扱い店舗を示す赤いのぼり旗 八溝ししまるの販売額の推移

 【那珂川】町が町内の施設で食肉加工する野生イノシシ肉「八溝ししまる」の2017年度の販売額が約1080万円に上り、09年度の販売開始から初めて1千万円を超えたことが6日までの町農林振興課のまとめで分かった。前年度までに比べ、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質検査で「出荷不適合」と判定される数が減ったことや、八溝ししまるを扱う飲食店などが増えたことが要因。一方、加工施設は赤字運営となっており、同課は「運営経費と販売額の収支均衡を目指したい」としている。

 町はイノシシによる農作物被害の軽減を図り、その肉を地域資源として活用しようと09年度から加工施設を運営、販売している。

 八溝ししまるの販売額は10年度が約640万円だったが、原発事故以降の11~15年度は落ち込み、ほぼ400万円台で推移した。だが16年度に約700万円と原発事故前を初めて上回り、17年度はさらに伸びた。