胎内くぐりの設置作業

胎内くぐりの設置作業

胎内くぐりの設置作業 胎内くぐりの設置作業

 【日光】大室の有志らでつくる「大室の森林(もり)をつなぐ会」が6日、同所の高龗(たかお)神社境内で、スギの幹の内部を参拝者がくぐれるようにした「胎内くぐり」の設置作業を行った。

 スギは推定樹齢600年以上で、同神社氏子の同所、農業高橋一雄(たかはしかずお)さん(67)が奉納した。自宅裏山で2年ほど前、伐採木から一部が空洞で全長約40メートルの木を見つけていた。

 この木の存在を知った同会の斎藤文明(さいとうふみあき)会長(66)が、けがれを払うなど御利益があるとされる胎内くぐりへの活用を提案。同会が準備を進めてきた。

 胎内くぐりとして使うため、木の幹は全長約2メートル、重さ約2・5トンに加工。空洞は大人が腰をかがめてくぐることができる大きさとなっている。

 6日、林業や建設業などを営む同会メンバー12人が、クレーン車を使って設置作業を行った。耐久性を保つため屋根も取り付けた。

 同神社の神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が行われる30日にお披露目し、同日から自由にくぐることができる。

 斎藤会長は「無事に設置できてよかった。この地域で最古の樹齢。力を秘めるスギの御利益を感じてもらいたい」と話した。