高齢者らのワクチン接種状況

 栃木県で新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えた高齢者の割合は6日時点で14.5%にとどまり、全国最下位だったことが7日公表の政府の集計で分かった。全国平均の接種率22.8%を下回っている。各都道府県で30~10%台までばらつきが出ており、接種率が最も高いのは和歌山県の37.1%だった。

 栃木県で1回目の接種を終えている高齢者は8万391人。2回目は1万1291人で、接種率は2%。接種率が低い理由について県は、高齢者施設から優先して接種を始め、集団・個別接種の開始が遅れた市町が多いことや、接種状況を把握する国の「ワクチン接種記録システム(VRS)」への登録が進んでいないことなどを挙げている。

 県は7日までに各市町や医療機関に対し、VRSへの早期登録を要請した。福田富一(ふくだとみかず)知事は5日に宇都宮市内で開かれた会合で「ある市では1万人以上が漏れている」などと説明していた。

 現在は市町が接種計画を前倒ししているほか、16日には県営接種会場が開設する。県は接種が遅れる市町を補完し、政府が目標とする7月末の完了を目指す。