再現された人車と浅香さん(左)、来栖さん親子

 100年以上前にあった軌道を再現しようと、さくら市民有志による「喜連川人車鐵道再現計画チーム」が資金支援を呼び掛けるクラウドファンディング(CF)を行っている。車両やレールの敷設、オリジナルグッズ製作などに充てるため、600万円を目標としている。開発デベロッパーで代表の浅香充宏(あさかあつひろ)さん(61)は「歴史の再現が、地域への還元につながれば、うれしい」と期待する。

 喜連川人車鉄道は1902(明治35)~18(大正7)年の16年間、喜連川から氏家駅までのレール上を人力で運行した。主に旅客やタバコの葉などの運搬に使用されたという人車は、幅約1.2メートル、長さ約1.6メートルの箱形で、8人乗り。約8.2キロの所要時間は氏家行きが約70分、喜連川行きが60分と、徒歩(60分で4.8キロ)の倍に満たない程度の速度だった。