常連客に料理を提供する星野さん(右)。昼はカレー、夜は予約制でおまかせ料理が楽しめる

栗を計って詰める岡本さん(左)と、作業を手伝う小川さん

常連客に料理を提供する星野さん(右)。昼はカレー、夜は予約制でおまかせ料理が楽しめる 栗を計って詰める岡本さん(左)と、作業を手伝う小川さん

 地元で愛される「名店」。その多くが店主の高齢化で廃業の危機に直面する中、なじみの味と場所を残そうと立ち上がったファンの姿があった。熱い思いに偶然が重なり、次世代に引き継がれた店の物語を紹介します!

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■守りながら進化

 「ただいまー」

 5月下旬の夜。宇都宮市宿郷3丁目の「パイプレスト・デュエ」に、40代の男性2人が“帰ってきた”。

 「男の手料理」をテーマに、カレーや薫製料理を提供している同店。アットホームな雰囲気が魅力で、1988年の開業以降、毎日のように常連客が集まった。みんながオーナーを「お父さん」と呼んだ。