栃木県などで薬局34店を展開する「パワーファーマシー」(宇都宮市南高砂町)は5日までに、渡辺和裕(わたなべかずひろ)社長を含む役職員計23人が医療従事者として新型コロナウイルスワクチンを接種していたと発表した。同社はホームページで「医療従事者の範囲を広く捉えすぎた不適切な解釈だった」などと謝罪した。渡辺社長は県薬剤師会の会長を務めている。

 厚生労働省はワクチンを早期に接種する医療従事者らの範囲を定めており、「薬局でコロナ患者(疑い患者を含む)に頻繁に接する機会のある薬剤師その他職員」としている。

 同社によると、23人は常に薬局業務に従事していないが、配送などで患者と接する可能性があるとして、2月、県にワクチン接種の申請を行った。その際、薬局に所属しているものと記載し、4月23日~6月3日に計37回接種した。

 同社は「申請手続きも正しい所属を申告しておらず不適切だった」とした。