講演会で自身の競技人生を振り返る宇都宮ブレックスの田臥=ブレックスアリーナ宇都宮

講演会で自身の競技人生を振り返る宇都宮ブレックスの田臥=5日、ブレックスアリーナ宇都宮

講演会で自身の競技人生を振り返る宇都宮ブレックスの田臥=ブレックスアリーナ宇都宮 講演会で自身の競技人生を振り返る宇都宮ブレックスの田臥=5日、ブレックスアリーナ宇都宮

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスの田臥勇太(たぶせゆうた)主将(40)が5日、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)で「夢をチカラに」と題した特別講演を行った。日本人初の米プロNBA選手となったレジェンドが自身の競技人生などを振り返った。

 宇都宮市スポーツ振興財団が設立40周年記念事業として開催。バスケットボール解説者の佐々木(ささき)クリス氏(40)が聞き手を務め、470人が来場した。

 明確に海外挑戦を意識したのは、田臥が高校9冠を成し遂げた能代工(秋田)時代。世界選抜の一員として米国選抜と対戦し、「半歩でもいいから違う世界に踏み出したくなった」という。

 NBA入りを目指した挑戦の日々を「バスケが好きだという情熱。それが勇気に変わっていたと思う」と回顧。2004年にフェニックス・サンズでNBAデビューしたが、「試合に出続ける方がはるかに大変。目標を達成した後、どう活躍するかを描くことまでが大事だと経験から学んだ」と振り返った。

 ベテランとなった現在はけがや年齢と向き合い競技に打ち込む日々。「楽しい。自分がどれだけバスケが好きかを実感している」と心境を吐露。ファンから自身を奮い立たせるための言葉や意識を問われ「失敗を恐れず楽しむ。『できるかできないか』ではなく、『やるかやらないか』に集中することが大切」と“金言”を授けた。

■田臥主将の講演全文

 -今季のブレックスは素晴らしい成績を残した。改めて、どんなシーズンだったか。

 こういう状況(コロナ禍)の中、どうシーズンが進むのか探りつつ、毎日気をつけながらやっていた。全60試合こなせたことは良かった。選手はプレーするのが仕事だけど、スタッフ陣も選手のために働いてくれて、そういうのを見て頑張らないとな、と。プラスの力にしたシーズンだった。