塩谷町がJAしおのやに委託して進めていた「6次産業化」事業で不適切な支出があったとされる問題で、町議会は4日、国に不適切と認定された交付金など約1204万円の返還を含む町一般会計補正予算案を賛成少数で否決した。議員からは「JAと係争中に交付金を返還するのは拙速だ」などの声が上がった。

 町は、契約期間外の支出など国に不適切と認定された計約903万円(2016~18年度)に延滞加算金を含めて返還額を算出し、補正予算案に計上した。同事業を巡っては町が20年3月、約1270万円を不適切として同JAに返還請求。同JAは債務不存在確認を求めて宇都宮地裁大田原支部に提訴し、争っている。